ScreenpressoのインストールとWindowsの設定が終わったので、次はScreenpresso自体の設定をします。
デフォルトで使いやすく設定されているので、あまり変えるところはないですが、見ていきます。
設定の変更方法
Screenpressoの設定を開くには、右下アイコンから右クリックで設定をクリックです。
もしくは、ワークスペースを開いた状態で右上を押すか、F11キーで開けます。
設定ページは7つのタブに分かれています。
- 基本設定
- スクリーンショット
- 共有
- 動画キャプチャ
- ワークスペース
- ホットキー
- 高度な設定
タグごとに順番に説明していきます
1. 基本設定
Screenpressoの自動起動の設定ができます。Windowsの起動と同時に立ち上がるようにONのままにしてあります。
改善レポートはお好みでよいと思います。気になるならOFFでもよいでしょう。
自動更新は有効にしておくと、新しいバージョンが出たときにインストールするか聞かれます。勝手にインストールするわけではないのでご安心を。
クイックキャプチャ
クイックキャプチャは、画面の上のほうに出るランチャーです。
確認しにくいですが、横線がクイックランチャーです。デフォルトだと画面中央に表示されますが、邪魔であれば左右に動かせます。
マウスカーソルを乗せるだけで開くので、連続でキャプチャーを取る作業が楽になります。僕はショートカットキーでキャプチャーを起動するのに慣れているので、クイックキャプチャーは非表示設定です。
2. スクリーンショット
静止画でスクリーンショットを取るときの設定を変更できます。この内容は結構好みが分かれそうです。
初期設定の画像形式:
キャプチャーを取った画像のフォーマットを変えることができます。PNGのままにしていますが、JPGやGIFなどが選べます。
JPGの場合だけ画像品質の設定ができます。
画像の品質を下げるとファイルサイズが小さくなりまs。ディスクの節約になるのと、WEBの通信量も削減することができます。
保存するファイル数:
ワークスペースに保存する画像数を設定します。
初期状態が100だったはずで100を超えると1枚ずつ消えていきます。ハードディスクの容量に余裕があれば消す必要もないので変更しておきましょう。今どきはディスクに余裕があるはずなので、10000枚に設定しておけばいいと思います。
ファイル名:
キャプチャーしたときに保存するファイル名のルールを変えられます。初期設定は日付+時間のパターンでファイル名が作られます。
2020-03-08_15h04_36.png
連番に設定すると、以下のようなファイル名で作られました。100を超えたらどうなるんだろ。。
screenshot_01.png
ユーザ設定にすると、自分でファイル名パターンを決めることができます。まぁ、ここまでやらなくてもいいかと思いますが、会社で決まったファイル名パターンがあるなら事前にセットしておくのもよいですね。
スクリーンショット後の作業
5つの選択肢があります。
- ワークスペースを表示
- 内部エディタを開く
- 通知を表示
- 何もしない
- 画像を印刷
いきなり印刷はしないと思います。おすすめは通知です。
通知を表示にすると、キャプチャー完了後に右下に通知がWindows標準の通知バナーが出ます。通知領域をクリックするとScreenpressoのワークスペースが表示されます。
クリップボードの内容
初期設定では、キャプチャー操作後のクリップボードには、画像データ(バイナリデータ)が入ります。設定を変えなくてもよいですね。この気軽さがScreenpressoの売りでもあるので。
画像データなので、ペイント、Excel、Powerpoint、Outlookのメールなどに普通に貼り付けることができます。最近だとslackやBacklogなどのウェブサービスでも、クリップボードからのダイレクトペーストを使えるものが増えてきました。
設定を画像とファイルパスにすると、画像系のペーストが効くときは画像の貼り付けができ、テキストエディタ系だとフルパスが貼り付けできます。初期設定のまま画像のみでいいと思います。
カーソルをキャプチャ
キャプチャ画像の中にマウスカーソルを残すか、残さないかの設定です。通常はOFFにしています。
この設定画面でOFFにした場合でも、大事なキャプチャーの時だけ一時的にONにすることができます。設定メニューを経由しなくてもキャプチャー時にON/OFFが切り替えられるのは知っておいたほうがよいです。
キャプチャー開始して四角形でエリアを選んでいるときに、マウスを離さずにキーボードのmキー(MouseのMで覚えましょう)を押すとONになり、もう一度押すとOFFになるという動作を繰り返します。
バージョン1.系は、Mキーを押すたびにマウスカーソルのサイズが変更できたのですが、バージョン2以降では廃止されました。マウスカーソルを出すか、出さないかの2択に変わっています。
ちなみに、スクショに映り込んだマウスカーソルは、バージョン2以降では、スクショ+マウスの画像になりました。キャプチャーとったあとにマウス画像を移動したり、消去したりできます。
画像のサイズ変更
このメニューはあんまり使わないですね。普通はキャプチャーした範囲の原寸大の画像を作ることが多いし、キャプチャーした画像を加工するほうが簡単ですから。
この設定しておくと、キャプチャーしてワークスペースに保存する間に画像の変換が行われ、指定のサイズを超えない画像が作られます。範囲に収まるように拡大や縮小が行われます。
画像の効果
画像の効果といっていますが、枠線の設定です。この機能を使うとスクリーンショットを取った時に、常に指定の枠線を付けてくれます。
画像を同じ枠で囲みたい場合には便利ですが、ここで設定してしまうと全ての初期キャプチャーに枠が入ってしまいます。
枠の追加・加工はScreenpressoのエディターで後からでもできますので、この設定でやる必要もないです。面倒な場合は設定するのもありかもですね。ワークスペースごとに設定ができたらよかったのに。
すかし
すかし機能は、キャプチャーした画像に「画像」か「文字」(両方も可能)を埋め込む機能です。 画像も文字も位置指定、透明度指定など設定しておくと、その後にとったスクリーンショットに自動的に埋め込まれていきます。
この設定も枠線の設定と同じで、キャプチャー後の画像に対してScreenpressoエディタで編集可能です。決まった位置にいつも置きたい場合には便利かもしれません。
その画像をエディタで開いたときの様子。指定通りに入れてくれますが、エディタで編集すれば移動することも消すこともできます。
カスタムデスクトップ
この設定をすると、Screenpressoを起動したあとに自動でWindowsのデスクトップの背景設定が変わります。プライベートな壁紙がうっかり入ってしまわないような設定です。
実際にやってみましたけど、Screenpressoの起動が遅くなって使いにくかったのでOFFに戻しました。
キャプチャを遅らせて起動
これは、かなり便利な機能です。
遅らせて起動の設定してキャプチャー開始すると、カウントダウンが始まりそのあとに撮影タイムになります。カウントダウン中は、画面の真ん中にタイマーが出ますが、その間は画面操作が可能です。この待ち時間で右クリックメニューを表示などの準備ができるわけです。
秒数は設定画面で設定できます。
注意点
注意すべきところとしては、設定メニューで「キャプチャーを遅らせる設定」をONにすると、すべてのキャプチャー実行時に待ち時間が発生します。
ONにすると煩わしいので、設定上はOFFにしておくのがよいです。遅延キャプチャーをしたいときだけ、右下アイコンから「スクリーンショット起動を遅らせる」メニューで起動するほうがおすすめです。
メニューから遅らせ起動するときの遅らせる秒数の設定は、上と同じ画面で行います。
「いいえ」を選んでいるのに「設定」ボタンが押せるというトリックが仕込まれています。分かりにくいですね。
3. 共有
この設定すると、ワークスペースにある画像を、1クリックでクラウド系のサービスに連携することができるようになります。サポートしている共有先は結構あり、Amazon S3、Google Drive、Dropbox、OneDriveなどのストレージサービス系も充実しています。
実際に設定すると、ワークスペースの共有メニューから送り先を選べるようになります。
ワークスペースから直接Twitterに送り込んだ結果、こんな感じになりました。
テストです。 pic.twitter.com/Z1cOpDBxLa
— kanaxx (@kanaxx43) 2020年3月9日
あんまり実用性を感じないですが、ワークスペースのバックアップ先として共有設定したクラウドサービスを使うことができます。別の日に説明します。
4. 動画キャプチャ
5. ホットキー
キーボードだけでScreenpressoを起動するためのショートカットキーを変更することができます。 初期状態で使いやすいので、変更しなくてもいいと思います。Print Screenキーで起動するのだけ覚えておけば何とかなります。
6. 高度な設定
ここでは、設定メニュー化されていないものの設定を変えることができます。
変更しておきたいのは、この3点だけです。
スクリーンショット画像が自動的に圧縮され、ファイルサイズが軽量になります。TRUE
で圧縮です。
ワークスペース内のサムネイルのサイズです。見やすい感じに整えてください。
この設定は、ワークスペース内のサムネイルに反射の影を付けるか付けないかを切り替えることができます。 初期値はTrue
で反射したように見えます(上のサムネイル)。
OFFにすると、2番目のサムネイルのように表示されます。ワークスペース内で影があると場所も取るし、見難くくなるのでOFFに変えるのがおススメです。
まとめ
Screenpressoの基本設定をひととおり説明しました。
初期状態で使いやすくなっているのであまり個別に変えるところはないですが、気になるところは見直してみてください。
あと、書いた当時はバージョン1.7の内容なので、最新バージョンのものと画面の表記など異なる部分があります(特に日本語訳:僕が直しましたし)