Screenpressoの『ワークスペース』の使いこなし術を紹介します。
Screenpressoワークスペースとは
ワークスペースは、Screenpressoで作成したキャプチャー画像と動画を保管しておく場所です。
Screenpressoで一番使う画面ですね。Screenpressoでとったスクショの画像ファイルが保存されていく場所です。
ワークペースの構成
ワークスペースは、以下のような構成になっています。
- 左側が複数のワークスペース(フォルダ)が並びます。
- 右側にはワークスペース内の画像が並びます。
ワークスペースの実態はフォルダ
Screenpressoの初期状態では、『デフォルト』のワークスペースがあります。
左のツリーの『デフォルト』を右クリックして『フォルダを開く』をクリックすると、ワークスペースのフォルダを開くことができます。
Windows側でフォルダ内のファイルを操作(ファイルを追加する、ファイルを削除する)をすると、Screenpressoのワークスペース側にも即時に反映されるようになっています。
フォルダの確認方法
インストールした直後の状態だと、ユーザの特殊フォルダ『ピクチャー』の下に『Screenpresso』フォルダがワークスペースのフォルダです。
PC > Windows > ユーザ > 自分のユーザ名 > ピクチャ > Screenpresso
ワークスペースのフォルダ位置は変更可能
Screenpressoの設定メニューで、ワークスペースのフォルダを変更することができます。
初期フォルダでは使いにくい場合には、別のフォルダに変更するのがよいでしょう。
ワークスペースの便利機能
ワークスペースには、意外な隠れ便利機能があります。
エクスプローラのような操作感
ワークスペースは、ただのファイル置き場ではなくて、Windowsのエクスプローラのような使い方ができます。
- ワークスペースからデスクトップにドラッグ&ドロップするとファイルを移動できます。
- ctrlキーを押しながらドロップすると、ドロップ先にファイルをコピーできます。
- アウトルックなどのアプリケーションのウィンドウにも直接ファイルをドロップできます。アウトルックの場合は添付ファイルになります。
- 逆にWindowsのファイルをワークスペースにマウスでドロップすると、ワークスペースにコピーできます。
- F2キーでファイル名の変更ができます。
クリップボードから貼り付けするとファイルになる
これがなかなか便利です。
クリップボードにある画像データがあるとき、ワークスペースにctrl+vで貼り付けると、ワークスペース内で画像ファイルになります。
Screenpresso以外のツールで、画像イメージをコピーしたときにScreenpressoにダイレクトに貼り付けてファイル化し、編集することができます。
拡張子を変えるだけでファイル形式が変わる
ワークスペース内でファイル名の拡張子を変更すると、画像形式が変更できます。これも地味にすごいです。
エクスプローラでファイル名の拡張子を変更しても画像形式は変わりませんが、Screenpressoのワークスペースの中で変更すると画像形式が変えられます。
例
GIFファイルを4つ用意して、ワークスペース内でファイル名の拡張子を変えます。
エクスプローラで見てみると、拡張子が変わっているだけでなく、ファイルサイズが変わっているのが分かります。GIFファイルが一番小さく仕上がるんですね。
ファイルサイズの確認
ワークスペースでファイルを右クリックすると、画像のサイズとファイルのサイズが確認できます。
エクスプローラで画像のサイズを見るのは面倒ですが、Screenpressなら一発です。
アニメーションgifが作れる
複数のキャプチャー画像から、アニメーションGIF画像に合成ができます。
同じ画角でちょっとずつ変更した画像を合成すれば、パラパラマンガ風なGIFアニメが作れちゃいます。説明書とかにいいですね。
ワークスペース内のファイルメニュー
こちらも盛りだくさんです。 わかる範囲で解説していきます。
ファイル系
開く
画像編集のエディタが開きます。enterキーを押す、マウスでダブルクリックと同じ動作です。
プログラムから開く
Screenpresso以外のアプリケーションから開きたいときに使います。ほぼ使わないと思います。
保存先フォルダを開く
指定のファイルが実在するフォルダパスで、エクスプローラが起動します。右クリックしたファイルが選択された状態です。
クイックビューで見る
ワークスペースで見ているサムネイル(小サイズ)より大きい画面で画像の確認ができます。spaceキーがショートカット、押すたびにクイックビューのON/OFFが切り替わります。
別名で保存
ファイルを別名で保存します。
Windowsのファイル保存用のダイアログが出てくるので、ファイル名を決めて保存するだけなのですが、、、ここでもちょっと変わった機能が実装されています。
いつものファイル保存のダイアログが開きます。
最下部にある『ファイル種類』部分にPDF、HTML、DOCXが選べるようになっています。(なんだこれ。)
画像が1枚だけ入ったPDFファイル、画像が1枚だけ入ったワードファイルができます。HTMLも同じなのですが、画像がBase64エンコードされたimgタグに変換されます。
新しいドキュメント
これは、複数ファイルを選んだときだけ出てくるメニューです。
エクスプローラと同じくshiftキーかctrlキーを押しながらマウスでクリックすると、複数のファイルを選択した状態になります。その状態で右クリックすると、新しいドキュメントが選択できます。ctrl+sも同じです。
4つファイルを選んで、新しいドキュメントを選ぶと編集画面が出てきます。ここで、並び順や出力ファイルの保存形式を選びます。
設定画面には、GIFアニメーションの間隔が選べます。
保存すると、こんな感じのGIFアニメーションができます。
これ実装した人、変態だな。誰の何の要望により作ったんだろうか。。。
エクスポート&サイズ変更
機能的には、画像編集エディタのサイズ変更と枠線設定と同じ機能です。
特に、たくさんの画像に同じ色の枠を付けたいときには、かなり便利ですね。
画像を印刷
画像を印刷するだけですね。
検索
右クリックして『検索』かctrl+fで、ワークスペースの上部にフィルターボックスが出てきます。
ファイル名を入れるたびに部分一致で絞り込まれていきます。
クリップボードにコピー
画像データをコピーします。エクスプローラだとファイルをコピーですが、ワークスペースの中だと画像データをコピーです。
コピーする機能なのでctrl+cの鉄板ショートカットが使えます。
クリップボードにパスをコピー
画像のパスをコピーします。Windowsのパスですね。
貼り付け
クリップボードに画像データがあれば、ファイルの命名ルールに従って、新しい画像ファイルが作られます。ワークスペースでコピーした場合も同じく、新しい画像ファイルが作られます。
ctrl+vの鉄板ショートカットが使えます。最近のWindowsだと+vのショートカット(過去のクリップボード履歴からのコピー)が流行ってるみたいです。
削除
ファイルの削除です。「完全に削除しますか?」と脅されますが、ごみ箱に入りました。かわいい。
高度な設定のUseRecycleBin
をfalseにするとごみ箱を使わないようになります。
名前の変更
F2キーで名前が変えられます。
結合(イメージ スティッチ)
ちょっと使い道分からず。
(イメージスティッチを調べると、パノラマ写真とか360度合成写真とか出てくるのだけど、そういうこと?)
再圧縮
画像のサイズを変えずに、画像ファイルのサイズを小さくできます。圧縮率を決めることができないので、お任せの設定での圧縮です。画像が荒くなりますのでご注意ください。
こちらの記事に細かく書きました。
screencapture.fun
名前の自動変更
複数のファイルを指定して実行すると、capture_01.png
, capture_02.png
という名前に変わりました。元の名前がバレたくないときに使うのかな。。。
すべて削除
ファイルを1つ選択して右クリックメニューを動かしているのに、ワークスペースのファイルを全部消してしまう不思議なコマンド。
ちゃんと全ファイルって強調されていますけどね。必要かな。
プロパティ
画像編集エディタで設定できる画像のプロパティが設定できます。
設定した値は、PDFかdocx形式で保存するときに使われます。まぁ、使いませんね。
まとめ
Screenpressoのワークスペース、ただのファイル置き場だとおもったら、意外と高機能なワークスペースでした。便利ですよね、Screenpresso。