Screenpresso以外にもよく使うキャプチャーソフトを紹介します。
今回はGo Full PageというGoogle Chromeの拡張機能です。 2020年7月に名前が変わったようです。変更前の名前はFull Page Screen Captureでした。
Go Full Pageの基本
The best Chrome extension for taking a screenshot of an entire webpage
ウェブページ全体のスクリーンショットを取る一番よいChromeの拡張機能です。
名前の通りですが、このツールの強みは「ウェブページ全体のキャプチャー」を取ることです。 ブラウザのキャプチャーツールはこのツールの他にもたくさんありますが、Go Full Pageが一番きれいにキャプチャーができます。フレーム形式の場合もこのツールだとうまく全体のスクショが取れます
Screenpressoとの大きな違いは、Go Full PageはブラウザのExtentionなので、ブラウザ内のコンテンツしかキャプチャーができません。 ブラウザ以外のデスクトップを含めてキャプチャーするときはScreenpresso、ブラウザで表示したページをキャプチャーするときはGo Full Pageと使い分けています。
キャプチャーのサンプル
実際のところ、どれくらい上手くスクショが取れるでしょうか?
Google Analyticsのページを4つのツールでスクショをとってみました。この画面は、左ナビが固定され右側だけがスクロールされるタイプの画面です。ブラウザのスクロールバーが出るタイプではなく内部スクロールの画面なので、難易度が高いです。
Go Full Pageだと、左ナビの下半分がただしく空白になり、右半分だけがスクロールされてきちんとキャプチャーできています。
Screenpressoのプラグインの場合、うまくスクロールせずに表示範囲だけをキャプチャーして終わってしまいます。ブラウザ自体のスクロールバーが出ていないケースだとうまくいかないようです。
これもScreenpressoと同じ状況です。スクロールできずに終わってしまいます。
Fire shotの場合、スクロールしながら画面全体をキャプチャーすることはできますが、ヘッダーが何回もキャプチャされてしまいます。最近はヘッダーや左ナビが固定化される画面が多いので、この状態だとうまくいったとは言えないです。
ということで、一番おすすめなのはGo Full Pageなのです。
インストール
Go Full PageはChromeの拡張機能なので、Chrome Web Storeからインストールします。
https://chrome.google.com/webstore/detail/gofullpage-full-page-scre/fdpohaocaechififmbbbbbknoalclacl
画面に出ている「Chromeに追加」ボタンを押すだけでインストールできます。
ツールバーにカメラアイコンが出ればインストール完了です。
もし、ツールバーにカメラアイコンが出ていない場合は、設定アイコンから固定(クリップ)をクリックしておきます。よく使うので出しておいたほうがいいです。
使いかた
インストールが終わったら、実際にキャプチャーをとってみます。
キャプチャーの取り方
ブラウザでキャプチャーを撮りたいページを開き、キャプチャーを撮りたい状態を整えたら、ブラウザのツールバー押すだけです。
拡張が起動すると、いったん画面の一番上にスクロールされ、自動で少しずつ下方向にスクロールしていきます。
スクロールしていく過程で、この画像が出て進捗を教えてくれます。
キャプチャが終わると画像ファイルがダウンロードされます。
Twitterのような無限スクロールの画面の場合は、パックマンとのスクロール競争になるので、終わってみないとどこまで進むのか分かりません。終わらないかもしれません。escキーを押すかツールバーのアイコンをもう一度クリックすると、動作の途中でもストップさせることができます。途中までのキャプチャは残りません。
設定メニュー
設定内容は多くないですが、設定の変更ができます。ブラウザのツールバーのカメラアイコンを右クリックしてオプションから開きます。
設定メニューページ
インストールした状態の設定のままでも問題なく使えます。変更するとしたら1と2だけです。
スクリーンショットの画像のフォーマットを変えられます。PNGかJPGの2択です。 2は保存するときに直接DLするか、いったんファイル保存ダイアログを開くかの選択です。つけなくていいと思います。
ファイル一覧メニュー
Go Full Pageでとったスクショは履歴が残っています。あとで必要になったら何度でもダウンロードできます。しないけど。
ファイルの一覧。過去のファイルも消さない限り残ってます。
有料機能もあります
昔はキャプチャー機能だけだったのですが、2019年10月に有料版がリリースされていました。
Released premium editing tools (英語の記事です)
課金したときのの機能差の表です。主に編集機能が使えるようになります。*1
- Image cropping(画像の切り抜き)
- Image annotating(画像に注釈を入れる)
- Include browser/URL in screenshot(URLをスクショに差し込む)
- Smart PDF page splitting(PDFをページ分割する)
- Priority customer support(優先的サポート)
キャプチャー機能自体は、無料版と有料版の違いはありません。編集機能を使わない場合は無料版のままで問題ありません。
有料版の価格
有料版は1か月あたり1ドル(年間で12ドル)です。
$1 per month (billed annually at $12)なので、1年分の一括払いです。
そんなに高くないので、あとで課金して記事を書くことにします。
ということで次回に続きます。